
Python、Djangoを使うための環境構築方法を記述します。
前提条件
- Pythonのインストールが完了していること
- 環境変数のパスが通っていること
- バージョン Python3.10.0、Django3.2.9、Win10
virtualenv(仮想環境)の準備
Djangoプロジェクト内の実行環境として仮想環境を用意します
今回は例として作業ディレクトリをC:\example\Python_projectとして進めていきます。
仮想環境の構築
ターミナルを開き、カレントディレクトリを作業ディレクトリに移動し下記コマンドを実行します。venv部分は仮想環境名なので変更しても問題ありません。
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#Win python -m virtualenv venv |
作業ディレクトリ内に仮想環境名のディレクトリが作成されます。
仮想環境の有効化
カレントディレクトリを仮想環境内に移動し下記コマンドを実行します。
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#Win Scripts\activate |
コンソールが下記のように(環境変数名)からはじまるようになれば成功です。
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(venv) C:\example\Python_project\venv> |
Djangoのインストール
pipコマンドを使用し仮想環境にDjangoをインストールします。
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#venv pip install django |
Djangoプロジェクトの作成
django-admin startproject コマンドを使用しプロジェクトを作成します。最後の部分がプロジェクト名になります。
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#venv django-admin startproject exampleproject |
仮想環境名のディレクトリ内にプロジェクト名のディレクトリが作成されます。
デフォルト画面を確認
サーバを立ち上げDjangoのデフォルト画面が表示されるか確認します。
カレントディレクトリをプロジェクトディレクトリ内に移動し下記コマンドを実行します。
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#venv python manage.py runserver |
http://127.0.0.1:8000に接続しロケットが飛んでいる画面が表示されれば成功です。

まとめ
いかがでしたでしょうか。以上でPython、Djangoの開発をすすめる環境が整うはずです。
またこの環境を使用しシンプルなWebアプリケーションの作成方法の記事もアップする予定ですので、その際はそちらも併せてご参考になればと思います。

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